令和6年度事業
 令和5年度事業
令和4年度事業
(120周年)
令和3年度事業 
令和2年度事業 
平成23年度事業
平成21年度事業
平成20年度事業
平成19年度事業
平成18年度事業
平成17年度事業(100周年挨拶)
令和6年度事業
令和6年度同窓会総会
 令和6年10月5日(土)午後3時30分からホテルグランヴェール岐山にて同窓会総会を開催しました。物故者黙祷、内藤邦雄同窓会長あいさつ、田広彦校長のあいさつの後、議事に入りました。議題は以下の通り。
第1号議案 令和5年度事業報告並びに収支決算書の承認
第2号議案 令和6年度事業計画並びに収支予算案
第3号議案 役員選出
第4号議案 同窓会激励金規定
(顕著な成果を挙げた生徒に対する顕彰と激励)
 その他として、来年度以降の同窓会総会・懇親会日時が以下のように示されました。
 ◎令和7年度:令和7年10月4日(土)
  世話人:平成14年・平成15年・令和4年・令和5年3月卒業生
 ◎令和8年度:令和8年10月3日(土)
  世話人:平成16年・令和6年3月卒業生
 ◎平成令和9年度:令和9年10月2日(土)
  世話人:平成17年・令和7年3月卒業生
 令和7年度は新型コロナウィルス感染対策のため開催できなかったことから4学年を世話人としていますが、令和8年度からは通常の2学年(42歳・20歳)が世話人となります。
総会の会場は3階末広の間で参加者は約110名。
令和6年度講演会
 令和6年度同窓会総会の後、元本校校長であった畑清樹氏による「岐阜農林の誉れを増さん〜10年前を振り返る〜」と題した講演会を開催しました。
 畑清樹氏はH22年度からH25年度の4年間本校の校長をされておりましたが、以下の3つについてスライドを用いて紹介されました。
@ SSH(スーパーサイエンスハイスクール)の取組について
  全国で初めて農業高校でSSHに指定
A 農業教育日本一を目指す取組について
  日本学校農業クラブ全国大会農業鑑定競技の部において4年間で6名が最優秀賞を受賞等。
B 部活動でも日本一を目指す取組について
  馬術部が国体個人2連覇・全国高校馬術大会団体準優勝をはじめ、相撲部・演劇部も全国の強豪校として活躍。
C 進学支援の充実
  平成23年度から25年度の3年間に国公立大学へ75名が進学。全国の専門高校でトップクラスの実績をあげた。


 特に印象に残ったのは、校訓「不撓不屈」と岐農三訓「時を守り、場を清め、礼を正す」の碑を農業駐車場の石碑を建立されたことです。
私たち同窓生に岐阜農林高校を思いやる思いが伝わってきました。
令和6年度懇親会
 令和6年度同窓会講演会の後午後5時過ぎから会場を鳳凰の間に移して、河島隆浩さん(H12農芸化学科卒)の司会で懇親会を開催しました。
 懇親会では余興(ビンゴゲーム)の後に近況報告があり、令和2年3月に生物工学科を卒業した伊藤美桜さんは名古屋市のにっぽんど真ん中祭りに参加している富有楽猩(ふゆうらくしょう:岐阜県瑞穂市)で活動しているという。その他にも林業を頑張っている女性などとても興味深い話を聞くことができました。
 また、今回受付で参加者にお渡した同窓会機関紙「瑞穂」と「GIFU NOURIN HIGH SCHOOL」のポストカードの作者の松本美穂さん(H20園芸科学科卒)の紹介をしました。
 
 今回の懇親会では多くの卒業生と一緒に話を聞くことができてとても充実した会となりました。
 今回参加した卒業生をクラスごとに比較すると、参加数の多いクラスでは10名以上参加しています。今後もたくさんの卒業生の参加を得て同窓会が盛り上がることを期待しています。(文責 山田 伸)
令和5年度事業
令和5年10月7日(土) 於:グランヴェール岐山
(1)同窓会役員会 

 午後3時から恒例の同窓会役員会を行いました。役員会には、会長・副会長・常任理事・幹事・顧問等14名参加し、本校からは校長・教頭(2名)・事務部長・事務局長・会計6名を合わせた20名で総会議案の確認を行いました。



(2)同窓会総会

 200名以上の同窓生の方に参加いただき、4年ぶりとなる同窓会総会をグランヴェール末広の間にて開催しました。まずは、物故者の黙祷に始まり大西同窓会長あいさつ、田校長あいさつの後に、第1号議案で令和4年度事業報告並びに収支決算書の承認がなされ、第2号議案で令和5年度事業計画並びに収支予算が可決されました。第3号議案では大西同窓会長の後継として内藤邦雄副会長が同窓会長として選任されました。
 その他、来年度以降の同窓会総会・懇親会の日時についての説明がありました。コロナ禍により令和2・3・4年の3回の懇親会が開催できなかったため、今回は平成10・11・30・31年3月の卒業生が幹事となりました。令和6年度の幹事は平成12・13・令和2・3年3月の卒業生、令和7年度は平成14・15・令和4・5年3月の卒業生が担当します。令和8年度から通常の2世代による幹事に戻り、平成16年・令和6年3月の卒業生が担当します。
 田校長のあいさつでは、同窓会総会が開催されることは、大変喜ばしいことであり、120周年記念事業に対するご支援について感謝の言葉がとともに、学校の様子や生徒の活躍について紹介がありました。






(3)講演会

 午後4時過ぎから総会と同じ末広の間にて講演会を行いました。講演は岐阜女子高等学校バスケットボール部監督の安江満夫先生に「ゼロからの出発〜日本一へ」と題して岐阜農林高校時代の選手経験を活かしてバスケットボール部を立ち上げ、日本一になるまでの挑戦について大変分かりやすく講演して頂きました。
安江先生は全国を飛び回っていらっしゃり、講演のこの日もVリーグの試合の関係で会場にお越しいただくことができなかったため、事前に録画されたビデオをプロジェクターに投影しての講演となりました。特に興味深かったのは、瑞穂寮での生活で先輩方の指導がとても厳しかったという話です。
 令和5年度も岐阜女子高等学校バスケットボール部は躍進を続け、令和5年12月のウインターカップでは準優勝でした。この全国屈指の強豪校の監督の講演が実現できたのは大西隆同窓会長のご尽力の賜物です。大西会長は講演の後に本校農業土木科を昭和47年3月に卒業された安江満夫監督のエピソードを紹介されてみえましたが、この中でご自身のことについても触れられ昭和44年に本校バスケットボール部を初めて全国大会に導いた主将であったとのこと。これ以降34年間の長きに渡り本校男子バスケットボール部は連続してインターハイに出場をしました。この記念碑は昨年度新しくなった部室の前に「青春」という銘と共に記録されています。現在もバスケットボール部は岐阜県では男女共に強豪校と知られていることも結びに添えられました。

(4)懇親会

 午後5時過ぎから会場を末広の間から鳳凰の間に移し、4年ぶりの懇親会を開催しました。今回は世話人の学年がコロナ禍の関係で増やされたことと、同窓会員全てに送られた同窓会名簿購入希望調査の葉書に同窓会員全てに同窓会総会・懇親会の案内がされたことから200名以上の参加者が集まり、大いに賑わった会となりました。平成10年3月生物工学科卒業生の役正好さんは、「コロナ禍が明けて同窓生が懇親を深める機会ができて本当に良かった」と代表のあいさつの中でも話をされていました。
 来年度以降もグランヴェール岐山にて以下のとおり同窓会総会を計画しておりますので、多くの同窓会員の親睦を深める機会となることを祈念しております。





令和4年度事業
 
 令和4年10月1日(土)に創立120周年記念式典を開催しました。
式典の様子を動画にまとめましたので是非ご覧ください。
 
 
創立120周年記念事業実行委員会長の挨拶
 
  岐阜農林高等学校は、ここに創立120周年を迎えられたことを心よりお祝いを申し上げ、皆様とともに喜びを分かち合いたく思います。この120年の長きに亘り母校の発展にご尽力をいただきました先生方をはじめ、県教育関係者の皆様、また日頃より何かとご協力ご支援いただいております同窓会員の皆様に心より感謝と敬意を表し、御礼を申し上げます。
我が母校は明治33年(西暦1900年)に岐阜市加納に岐阜県農学校として創立され、その後は県立北方高等学校となりましたが、昭和26年に農業科の単独校となり校名も岐阜農業高等学校と改称、翌年には岐阜農林高等学校となり現在に至っております。
歴史と伝統を誇る母校は前身校から現在に至るまで一貫として農業教育に徹し、「不撓不屈」の精神を構築しこの伝統が先輩から受け継がれてきました。約25000名の優秀な卒業生を世に送り出し、農業自営者をはじめ、政界、官界、農業関連産業に活躍されていることは大変喜ばしく、その120年の歴史の重さを強く感じます。
母校の正門に立ち本館校舎を見上げると、岐阜農林高等学校の歴史と伝統を改めて誇りに思います。現在ここに学ぶ生徒諸君が勉学と部活動に頑張っている姿を見ると、本当に頼もしく思えます。農業実習と研究成果等が新聞で紹介されるなど、農業を中心に地元地域とともに学ぶ心は本当に輝かしいものがあります。体育系文化系部活動では岐阜県下は基より全国にその名を轟かせる活躍をし、目覚ましいものがあります。その卒業生も母校の名誉と誇りをもって各界で大活躍をしてくれていることは大変うれしく思います。
最近国内において大震災をはじめ、豪雨や台風による災害が多発し国民生活に大きな影響を与えています。特に近年は新型コロナウイルスが蔓延して日本経済も今まで経験したことのないような大混乱を生じ、我々の生活リズムを大きく狂わせています。しかしその中にありながら食に対する見方も見直され、農業の大切さも再認識されています。この時だからこそ我が母校は農業高校であるがゆえに、農業生産から加工流通までしっかりと学習して、日本の食料供給を担う人材を育てなければならないと感じております。
岐阜農林高等学校が創立120周年の一つの節目を迎えましたが、今後さらなる発展を目指し「不撓不屈」の精神を引き継ぎ、変わらぬ学びを続けてほしく期待しております。
この120周年に当たり何かとご尽力をいただきました学校関係者の皆様、同窓会員の皆様に改めて御礼を申し上げます。母校の発展と皆様方のご健勝ご活躍を祈念しご挨拶といたします。

創立120周年記念事業
 
(1)正門門扉・周辺整備事業

  令和4年9月5日(月)に120周年記念事業として整備した正門の竣工式を行い、生徒や卒業生、教職員ら60名が新しい顔の完成を祝いました。
正門はアルミ製で、高さ90cm幅9mで、昭和造園土木(岐阜市)が施工しました。
式では120周年記念実行委員会の大西隆委員長は、「学業に励む生徒の姿を誇りに思い、伝統ある母校の発展を願う」と挨拶。生徒会長の3年食品科学科の田代航也さんは「新しい正門で気持ちよく朝の一歩を踏み出せる」と謝辞を述べました。
 
(2)体育館ステージ幕一式


 平成30年度体育館改修工事の際に、ステージ幕一式として「袖幕」を新調しています。

 (3)創立120周年記念式典挙行

 令和4年10月1日(土)に創立120周年記念式典を本校体育館にて開催し、歴代校長やOB、在校生ら約440人が体育館にて、また、新型コロナウイルス感染対策として代表生徒以外の生徒は各HR教室にてオンラインで映像を見ながら120年という節目を祝いました。

 創立120周年記念実行委員会の大西隆委員長は「校訓の『不撓不屈』の精神を引き継ぎ、変わらぬ学びを続けて欲しい」、田広彦校長は「地域と共にある学校づくりに尽力したい」と挨拶しました。

 歴代の校長や同窓会長、育友会長に感謝状が贈られました。また、記念事業で整備した正門門扉・周辺整備事業や体育館ステージ幕の目録の贈呈のほか、多額の寄付を頂いた桂川裕成氏(昭和13年林業科卒)・桂川幾郎氏が特別功労者として表彰されました。

 生徒代表として挨拶した3年食品科学科の田代航也さんは「コロナ禍の困難にあっても歩みを止めることはない」と述べました。そして、最後は吹奏楽部による演奏にてしめくくられました。

 式典の後には、放送部が制作した「120年の軌跡」と「校歌斉唱」を上映しました。この動画は本校同窓会ホームページで紹介されていますので、是非ご覧ください。

(4)記念誌発行

 創立120周年を記念して、110周年記念誌が発刊された平成22年度から創立120周年を迎えた令和2年度までの11年間の記録を掲載しています。
 記念誌は70周年・80周年・90周年・100周年・110周年と発行されていますので、6冊目の記念誌となります。

(5)記念グッズ製作

 フェイスタオルのデザインには、120周年記念事業のキャッチフレーズ「〜未来へつなぐ120年の伝統と歴史〜」(3年食品科学科の河田沙夜さんと今井楓子さんが考案)と、3年生物工学科の吉田佐羽さんが製作した記念事業のロゴマーク@が入っています。
 クリアファイルには、2年森林科学科の増井弘美さんが製作した記念事業のロゴマークAが入っています。そして、120周年を刻んだティースプーンの3つが記念品として生徒、職員、記念式典の参加者に配布されました。









(6)課題解決型生徒記念研究

 生徒が取り組む課題解決型の探求活動を支援し、生徒の主体性・探求心の向上を図りました。

(7)120周年PR活動事業

 同窓会ホームページを活用し120周年記念事業のPRに努めてきました。トップページに動画を入れるなど、多くの方に関心をもって見て頂けるよう工夫をしました。

(8)記念芸術鑑賞








 令和4年11月1日(火)本校体育館にて、ライブ音楽と大画面の映像、スライドと語りを組み合わせた桑山紀彦さんのステージを鑑賞しました。新型コロナウイルス感染症予防のため、午前と午後の2回に分けて観覧席の間隔を空けての鑑賞でしたが、地球規模でのスケールの大きな語りが印象的でした。

(9)記念研究の助成事業

流通科学科

「にじのきらめきプロジェクト」
 北方町の米農家は近年の夏の高温による「コシヒカリ」の品質低下、減収に苦慮していました。対策として国の研究機関(農研機構)が育種し、高温耐性が強く多収で良食味な新品種「にじのきらめき」に切り替える決断をしました。しかし農家の皆さんは初めての品種に不安を持っていたため、私達が農家に先駆け試験栽培を行い、結果を共有し、農家の皆さんに栽培指標を示すための研究を始めました。
 120周年記念助成金から支援をいただき、生育特性、作型、多収性の確認と、毎年課題を持って研究してきました。今後も、農家と共に地域農業の発展のための研究を進めていきます。

園芸科学科

「文字入りメロン製作」
 園芸科学科では温室メロンを隔離土耕で栽培して、地域の方に好評をいただいております。120周年をお祝いするため、この温室メロンを「文字入りメロン」にしようと考えました。玉はげ期に釘で文字を一つ一つ入れていきます。深すぎるとメロンがカビてしまいますし、浅すぎると文字が出ないということで、適切な文字のサイズと深さについて事前研究を行った後、本番の文字入りメロン製作に取り組みました。また箱のデザインや、シールについても改良を加えました。最終的に、糖度とサイズの良い理想的なメロンを作ることができ、家庭用、贈答用にと地域の方々に大変好評でした。

動物科学科

「ET研修会」
 科目「畜産」「動物バイオテクノロジー」の中で繁殖生理、特に胚(授精卵)移植(ET)に関して学びます。この技術を利用すると、優秀な牛の受精卵をそれほど能力の高くない牛でも移植して産ませれば優秀な牛の子牛が得られ、牛群内の改良を早めることができます。通常では実際に受精卵の回収までの作業を生徒が見ることはできません。プロジェクト学習でも繁殖成績の向上を目指して取り組んでいますが、栄養管理以外に繁殖技術で生産性を向上させる方向としての技術の導入を考えるために、この事業を活用させていただきました。今後も岐阜県で唯一の乳牛を飼育する高校として技術の向上に努めます。

森林科学科

「廃菌床の再利用」
 森林科学科では、シイタケの菌床栽培をしています。菌床栽培農家の課題が、栽培後に出る大量の廃菌床です。堆肥化し田畑に撒いたりと利用法はありますが、堆肥にするための環境が整っていなかったり、住民からの匂いのクレーム対応で高額な運搬費、処理費をかけて焼却されたりするのが現実です。そこで私たちは、処分する菌床をもう一度再利用し、新たに菌床として再利用できないかを研究しました。その結果、ヒラタケで十分な収量を確保でき、課題解決に向けた大きな一歩となりました。
 今後も企業や地域と連携し、コスト削減と環境配慮に向けた取り組みをしていきたいと思います。

環境科学科

「食料生産と生物多様性保全の両立」
 食料の生産性を優先すると生物を保全しにくくなり、逆に生物保全を優先すると生産性が低下するという課題があります。私たちは、いかに農家の負担を小さくし、生物保全の効果を最大化できる農法を確立したいと考えており、水田に魚道と江を設置したときの保全効果を検証しています。今年度は、江と魚道を併設すると魚類や両生類、水生昆虫類に対して、繁殖期間が延長する効果、中干しなどの落水に対して水域の分断を回避する効果、越冬場所を提供する効果があることがわかりました。

食品科学科

「創立120周年記念マドレーヌの製造」
 食品科学科では、創立120周年を記念して地域に感謝の気持ちと地元食材の魅力を伝えることを目的としたマドレーヌの製造に取り組みました。原材料は地産地消にこだわり、北方町産の小麦粉「タマイズミ」や本校動物科学科の鶏卵、県産の蜂蜜を使い優しい甘さに仕上げました。
 また、3年生がデザインした校章入りの焼き印を制作しました。120の部分に校章をあしらい、創立記念をお祝いする気持ちを伝えることができました。このマドレーヌは式典で来賓の方に配布したほか、校内販売所の「のうじょうくん」でも販売し、地域の方にも大変好評でした。

生物工学科

「アボカドの産地化について」
 岐阜の特産品である富有柿は地球温暖化の影響による富有柿の色の品質低下が心配されています。そこで、今後温暖化した岐阜の気候に適した農作物として需要も見込まれている亜熱帯果樹アボカドの栽培試験を行っています。
 挿し木・接ぎ木による苗生産と苗の越冬対策が主たるテーマですが、120周年記念研究の助成金を、この試験に必要な国産アボカド苗の購入と栽培するためのポリ鉢・培土などの園芸資材の購入に充てさせて頂きました。越冬した苗の移植は6月頃を計画していますが、今後助成金で購入した資材を用いて図書情報棟南を整備し、アボカド苗の生産を行っていきます。
 
 同窓会役員総会
 
  令和4年10月1日(土)、同窓会総会として同窓会の理事が百年記念館に集まり開催されました。物故者黙祷、大西隆同窓会長あいさつ、田広彦校長のあいさつと続きました。その後、第1号議案として令和3年度事業報告並びに収支決算書の承認、第2号議案として令和4年度事業計画並びに収支予算案が承認されました。
 新型コロナウィルス感染対策のため、令和2年度は理事による役員総会、令和3年度は紙面開催、令和4年度は理事による役員総会となりましたが、令和5年度の総会、「コロナ前」と同様の同窓生を集めた総会が開けることを全員で願いながら閉会しました。
 
令和3年度事業
 
 新型コロナウイルス感染拡大のため、令和3年10月3日(土)に開催を予定していた120周年記念式典を延期しました。又、同日13時30分から予定していた同窓会役員総会を書面開催とし、第1号議案として令和2年度事業報告並びに収支決算書を承認、第2号議案として令和3年度事業計画並びに収支予算案を承認しました。

令和2年度事業
 
令和2年度同窓会総会の報告
 
 今年度予定されていました120周年記念事業は、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため来年度に延期されました。また、例年ホテルグランヴェール岐山で開催されていました総会も、規模を縮小して本校の百年記念館で役員総会として開催されましたので報告させていただきます。
 令和2年10月3日 (土)の午後1時30分から始まり、物故者法要、大西隆同窓会会長あいさつ、谷基校長のあいさつと続きました。その後、第1号議案として 令和元年度事業報告並びに収支決算書の承認、2号議案として令和2年度事業計画並びに収支予算案の承認がなされました。第3号議案の役員の選任で、今年度から川添峰雄さんの常任理事退任の後、棚瀬賀洋さんの就任が承認されました。第4号議案として、延期されました120周年記念事業を令和3年10月2日(土)にホテルグランヴェール岐山にて開催することについて承認されました。
 その他の議題として120周年記念誌について協議したところ、本校のSSHをはじめとした研究活動を是非記録として残したいとの意見が出されました。細部については今後協議して編集を進めていきます。
 今回は新型コロナウイルス感染症予防のために役員総会となりましたが、伝統を重んじながらも最新の研究を探究する本校の教育活動を同窓会として支援したいとの意気込みが感じられ、有意義な役員総会となったことをご報告させていただきます。
平成23年度事業
 
平成23年度同窓会総会
 
 岐阜農林創立記念日である10月1日(土)に、同窓会総会が開催されましたので、報告します。
 総会はホテルグランヴェール岐山にて、午後2時に開会。物故者黙祷・会長挨拶・学校長挨拶に続き、事業報告・会計決算報告・会計監査報告・会計予算案が事務局から報告され、承認されました。議事の後、半世紀ぶりに新調した校旗が同窓会長から学校長へ寄贈され、披露されました。続いて、「二十一世紀における岐農の使命」と題して、元岐阜農林高校学校長で、同窓会顧問であられる林茂則氏による講演が一時間ほど行われました。
 講演内容は、始めにウズベキスタン共和国職業高等学校拡充事業についてのお話がありました。ウズベキスタンでは今、職業高校の整備拡充が急務となっており、それらを日本から学ぼうとしている。農業人口が4割を占め特に緊急性の高い農業分野においては、岐阜農林で、日本の農業高校で実践されていることが、ウズベキスタンへ世界へ発信されているという話でした。続いて、校訓「不撓不屈」の姿について、「稲のことは稲に聞け」の著者であり、実学主義の横井時敬博士の言葉を交えながらのお話がありました。@大きな志を持ち、小さな実践に努めるとともに、自己の修養に努めることA農業と農業人を愛することに努めることB生徒を愛し、生徒の主体性を生かすことに努めることC教員を尊敬し、教員研修の充実に努めることD保護者や地域社会との連携に努めること、の5点が、不撓不屈を校訓とする岐阜農林に求められることである。「農学栄えて農業滅ぶ」という言葉があり、農業教育においては実習もとても大事だが、どれだけ実習をしても科学的分析や科学的思考ができなければ身に付かない。農業を愛することに関して、ヨーロッパに比べると日本はまだまだである。生徒を愛し、生徒の主体性を生かすことについては、練習では厳しいが試合では数珠を持って黙って座っていた先生がおり、そこには、教えることは教えやることはやった、あとは自分を信じてやれ、という想いがあったという話がありました。農業教育によって育成されるのは、主体的に農業の発展を図る能力や態度などの総合的な力であり、不撓不屈の姿勢でその力の育成を目指すことが岐農の使命であると示唆されました。
 恒例の懇親会は、平成元年卒と平成21年卒の幹事により進められました。近況報告や、平成21年園芸科学科卒の鳥本幸寿君の進行によるビンゴゲームも行われ、和やかな雰囲気のもと、久しぶりの交流を深めることができました。本校職員が登壇して音頭をとり、参加者全員で校歌斉唱した後、最後は新副会長が中締めをされ、閉会となりました。
平成21年度事業
 
平成21年度同窓会総会
 
 岐阜農林校創立記念日である10月1日に近い日という事で定められた第1土曜日の10月3日に同窓会総会が開催されましたので、報告します。
 総会は午後2時に開始し、例年行われている事業報告や会計決算報告、会計予算案が報告され承認されました。後、「近頃の自由」と題して村橋元氏による講演が一時間ほど行われました。
村橋元同窓会長(37年農業土木卒)は、卒業後昭和40年まで農林水産省付知川開拓建設事業所に入られ、3年間公共事業などの建設に携わられました。その後、準備期間を終え昭和45年に潟ニオンを創業しました。そして、数々の建設事業などに関わり、平成20年には国土交通大臣表彰を受賞しました。そして、平成21年5月には潟ニオン創業40周年記念事業を終えたとの略歴を、プレゼンテーションにて紹介されました。
 そして、講演内容である「自由」については、毎日のように、幼児や小学生など幼い命が失われ、経済界では法の抜け道を利用して何百億もかき集めるなど報道がなされています。一方、2チャンネル等でプライバシーを個人攻撃をしたり、言いたい放題が出来る。これらは全て「自由」をはきちがえているのではないでしょうか。福沢諭吉の「学問のすすめ」の初編は有名な“天は人の上に人を造らず”であるがその中に“自由は「自分勝手」と言うことではない、たしかに人は自由なのだが、ただ自由自在だとばかり主張して、自分の立場を知らないでいたら、それはわがままになり、身を持ち崩すことになる”と書かれている。一方では“自分自身に対し責任のある行動をし、自由に「ものが言える人」になれ”とも書かれているが、「ものが言える人」とはそれだけ学問をたしなみ、一身、一国の道理に基づいたものが言える人に育つべきだと教えている。最近の世相に、この自分勝手な自由が多く、一国の意見を自由に述べる人が見受けられないのは残念でならない。と、本来の自由について述べられ、現代人に必要な自由に対する心得を示唆されました。
 講演の後、10月6日から茨城県で行われる、日本学校農業クラブ全国大会に出場する3年園芸科学科小川聖人君が「シクラメン」について、3年動物科学科小原岳史君は「アニマルセラピー」について意見発表が披露されました。2人とも、東海ブロック大会を勝ち抜いただけあり、堂々とした発表がされ、聴集の多くが関心して聞き入っていました。
  恒例の懇親会は、昭和62年卒と平成19年卒の幹事により進められ、ビンゴゲームの司会は森林科学科卒の神野幹浩君が軽快に行い和やかな雰囲気のもと交流が深まりました。最後の中締めには、平成18年の同窓会総会の講演もお願いした昭和62年農芸化学科卒の松井大典がされ、「世界のトップモデル」との紹介で、少し緊張した面持ちで中締めがされ閉会となりました
 
平成20年度事業
 
平成20年度 創立108周年記念行事
 
 岐阜農林校創立記念日である10月1日に近い日という事で定められた第1土曜日の10月4日に同窓会総会が開催されましたので、報告します。

 総会は午後2時に開始し、例年行われている事業報告や会計決算報告、会計予算案が報告され承認されました。後、「桜を通して国際交流を」と題して川島和男弁護士による講演が一時間ほど行われました。

 川島弁護士(昭和36年卒)は岐阜さくらの会の会長で、岐阜を含めた国内はもとより海外に18ヶ国28都市で計2万本のさくらを植樹されています。その活動のきっかけとして、神山征二郎監督作品「さくら」のことについても触れて見えましたが、小学校と中学校の同級生であることも紹介されました。

 さくらの会への入会についても触れられ、個人会費、団体会費が必要なことと、あくまでボランティアであること。今後の活動の紹介など、細かいところまでわかりやすくプレゼンテーションされてみえて聴衆者の興味を引く内容であったと思います。

 全体の講演を聴いた感想としては、川島先生が、ここまでボランティアに情熱を傾けることができる原動力は何なのかが伝わり、岐阜さくらの会の取り組みのすばらしさが理解できたような気がします。村橋元同窓会会長のお礼の挨拶にあった「さりげない言葉の奥に、大きな取り組み」がなされていると感銘を受けました。

 講演の後、10月22日から佐賀県で行われる、日本学校農業クラブ全国大会に出場する動物科学科3年山科香織さん他2名によるプロジェクト発表が生徒の取り組み発表として行われました。発表内容は動物を用いた介在活動で、北方町から「福祉協力校」に指定されていることもあり、積極的に福祉活動を木曽馬を主にした動物を用いて取り組んだ様子が分かる発表でした。 

 恒例の懇親会は、昭和61年卒と平成17年卒の幹事により進められ、特に今回新たな趣向として、卒業アルバムがスクリーンに映し出され在学中の様子を懐かしんだり、参加者をグループ分けした後、岐農クイズにグループで回答するゲームも行われました。司会者は、平成17年流通科学科卒の江尻広美さん。優秀成績のテーブルには景品が出されるなど大いに会場が盛り上がりました。全体的に若さの目立つ懇親会でしたが、世代を超えた交流も多く見られた懇親会でもありました。

 全体を通して感じたことは、この同窓会総会は、岐阜農林高校同窓生の絆をつなぐ大切な会だということを再認識できたことです。来年は成人を迎えた世代だけでなく厄年を迎えた世代の参加者を増やし、同窓生としてより多くの交流ができると良いと思いました。
平成19年度事業
 
平成19年度 創立107周年記念行事
 
 平成19年10月1日、瑞穂市別府の市総合センターで開かれ、中村文昭氏の講演と第31回全国高等学校総合文化祭演劇部門で全国1位となる文部科学大臣賞と舞台美術賞、を受賞した作品「躾〜モウと暮らした50日」の上演が行われた。
 中村文昭氏は、「クロフネカンパニー」の代表取締役社長で、「お金でなく、人のご縁ででっかく生きろ!」「出会いを生かせば、フワッと道は開ける!」などの作者。 「出会いを生かせば道は開ける」の演題で、東京での行商から学んだ話しや、独立してからいろんな方との縁でたどり着いて現在に至る話をユーモアを交えながら聴衆を引き込んでいった。お金を稼いで得るものより、人のご縁を活かして得るもののすばらしさなどを熱く語られた。
「クロフネカンパニー」中村文昭氏

 生徒達には、人間力を高めるには四つのことが必要だとし、@屁理屈は言わず素直になること。その為には、信頼している人には0.2秒で返事をすること。A頼まれ事は試され事だから、「僕の仕事はあなたの予測を上回る」という気持ちで精一杯取り組むことB出来ない理由ばかり考えていないで、未来への夢を語ることC今できることはすぐにやること。決して「そのうちやるさ」と先のばしはしないこと。を具体例を交えながら分かり易く紹介された。
 演劇部の上演は、牛の飼育を通して命の大切さを訴える内容の「躾(しつけ)〜モウと暮らした50日〜」で、本校動物科学科をモチーフに作られ、全校生徒に初めて紹介された。この事業は学校の行事として位置づけて開催され、改めて農業高校の素晴らしさを再度認識することができた。
 
平成19年度 同窓会総会

 平成19年10月6日(土)午後2時からグランヴェール岐山にて総会及び懇親会が開催された。
 総会は物故者黙祷に始まり会長および校長のあいさつ、事業報告・会計報告・演劇部報償金授与常任理事選任などが行われた。今回一身上の都合により、郷康夫副会長さん,大西尚さん,加納喜明さん,加藤裕さん,安田妙子さんの5名が退任されます。長い間ご苦労様でした。新しく、昭38年卒 高田鈴子さん,昭40年卒纐纈旦さん,昭44年卒 遠藤一二己の3名が常任理事として就任されます。
 講演としては、昭和39年農業科の卒業生で中京大学体育学部教授の林邦夫氏が、「岐農剣道部で学び得たもの」と題して競争から創造への剣道体験論をプレゼンテーションを交えながらわかりやすく話された。

 その後、午後3時30分より昭和60年と平成17年の卒業生が世話人となり懇親会が行われた。参加者は総勢140名あまり。今後もより多くの参加者が集まれる場として、この瑞穂にて紹介していきたいと考えている。

中京大学教授 林邦夫氏
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平成18年度事業
 
平成18年度 創立記念講演
 
岐農生に期待する 東海女子短期大学学長 杉山道雄先生

10月2日 岐阜農林高校創立記念講演に本校卒業の東海女子短期大学学長の杉山道雄先生をお迎えして、「岐農生に期待する」と言う演題で講演された。
 杉山先生は昭和29年農業科卒業、岐阜大学農学部に進学、同大名誉教授となり、岐阜市立女子短期大学長を経て、現在東海女子短期大学長を勤めてみえる。
 杉山先生は、岐阜農林高校で学んだ事を語られ、今私達に求められているのは、食料自給率の向上、石油の代用品バイオエネルギーを作り出すなど農業の大切さや、実習を通して自活する力を身につけることの出来るこの学校の環境を生かして、「オンリーワン」誰にもない自分だけのもの、個性あるものを身につけよう。そして じっくり目標を定めて不撓不屈の精神で、スローライフ・ゆっくりいこうと呼び掛けられた。
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平成18年度 同窓会総会



 創立記念日に近い十月の第一土曜日の十月七日に総会が開かれた。平成17年度までは、岐阜グランドホテルで開催されていましたが、今回から、グランベヴェール岐山へ場所を移しての開催となった。
 まずは、物故者黙祷にはじまり、同窓会長挨拶、校長挨拶と続き、平成17年事業報告、会計決算報告、監査報告、平成18年会計予算案について報告と審議が行われた。
総会に出席された来賓の方々 その後、昭和62年農芸化学科を卒業したトップモデル松井大典氏の講演が行われた。松井氏は本校、中央大学ではバスケット選手として活躍、大手保険会社で働いた後、モデルの世界に進出。1997年の秋冬ミラノコレクションでモデルとして抜擢され、以降世界のトップモデルとして活躍し続けている。雑誌、テレビコマーシャル、舞台にも活躍している。 この日の講演は、現役のバスケット部員も合わせ、本校のバスケット部での思い出話や、それ以降のサクセスストーリーに耳を傾け聞き入っていた。                         
      
         講演 松井大典氏(S62年農化卒)
 
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100周年挨拶



      挨     拶


           同窓会長   今 村  允 男


  岐阜農林高校創立百周年記念事業として、百年記念館の竣工と共に、ここに「岐農百周年記念誌」を刊行できますことは誠に大きな喜びであります。平成5年同窓会総会において百周年記念事業が承認され、以来、実行委員会の設置、事業・資金計画の実行、募金活動の推進等が、同窓会、PTA、学校当局の皆さんのご努力・ご支援により、無事成し遂げられたことは感謝の念にたえません。
 思えば、母校が、明治33(1900)年岐阜農学校として加納の地に生徒50名を迎えて再発足してから、今日まで100年の歳月の間、学校の移転、総合高校への転換、学科の改変等いろんなことがありましたが、その時々に校長先生はじめ関係者の方々のご努力によって賢明な解決がなされ、今日を迎えることができました。今、この北方の地で900名を超える生徒が素晴らしい先生方の指導のもとに、優れた教育環境の中で勉学に、部活に励み、全国に誇り得る成果を挙げていることは、同窓生の一人として、この上ない喜びであります。
 この100年の間、常に全国農業高校のリーダー校として、誇り得る母校の名誉と伝統を築かれてきました。これは、創立以来今日に至る間、本校の教育に情熱を注がれた歴代の校長先生ほか諸先生方のお力や、更には同窓会及び県、地域、PTA各位のご協力、ご支援に拠るところ大なるものがあります。卒業生も1万8千人を超え、各界で活躍しておられることは、誠に嬉しい限りであります。
 この記念誌の一こま一こまに、母校100年の歴史を垣間みることができます。母校が辿って来た足跡を振り返り、新たなる世紀に向かって母校が一層前進し、その伝統と成績により更に輝く学校になるようにと願うものであります。21世紀は、情報化社会と言われ、不確実、価値観の多様化の時代でありましょうが、人類が生きていく基は農であることに違いはなく、母校の校風・伝統を築いて来た不撓不屈の精神、岐農魂により新しい道が切り開かれていくことでありましょう。
 最後になりましたが、編集の労を執って下さった諸先生方や資料等の提供にご協力頂いた同窓生の皆様方には厚く御礼を申し上げ、挨拶と致します。
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式典の模様



    実行委員長
    今村允男氏
       式 辞


感謝状贈呈者の方々

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